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『FIP発症…皆さまのご支援で救いたい命』スズカケくん物語

熱海市のTNR現場で保護したスズカケが、FIP(猫伝染性腹膜炎)を発症してしまいました。

スズカケは、生後3ヶ月ほどの小さな5兄妹のうちの1匹です。
近隣住民の理解が得られず、ご飯も与えられない厳しい環境に置かれ、
さらには虐待の危険もあったため、TNRではなく保護する決断をしました。

その中でもスズカケは特に体が小さく、弱々しかったため、注意を払ってお世話をしていました。
しかし昨晩、40℃もの高熱を発症し、お腹には腹水が溜まっている様子も見られました。
「まさかFIPでは…?」と不安を抱えながら病院へ向かいましたが、残念ながら診断はFIP。
ヴェルデに続き、スズカケもFIPと闘うことになってしまいました。

幼い命にとって、寒さの厳しい屋外での生活は過酷です。


免疫が弱い時期に十分な栄養を摂れず、過酷な環境にさらされていたことで、病気のリスクも高まっていたのでしょう。
仔猫は体調が急変しやすく、私たちも保護後しばらくは細心の注意を払っていますが、FIPは早期発見と早期治療が命を救う鍵となります。

先日のプロジェクトで皆さまからいただいたご支援は、スズカケやヴェルデのように、緊急性の高い子たちの治療費として優先的に使わせていただきます。


本当にありがとうございます。

スズカケとヴェルデにとって、これから長い治療が始まります。
まだ生まれて数ヶ月しか経っていないこの子たちが、こんなにも辛い試練を受けなければならないなんて…。
でも、彼らは苦しむために生まれてきたのではありません。幸せになるために生まれてきたのです。

どうか、この小さな命たちに幸せな明日が訪れるよう、皆さまの温かい応援をお願いいたします。

心より感謝を込めて。

命をつなぐ奇跡に、あなたの力を。

どうかご支援をよろしくお願い致します。